効果的な広告宣伝のために、個人に直接アプローチするDM(ダイレクトメール)の存在がますます重視される傾向にあるようだ。実際のところ、ユーザー側はどのようにDMを受取り、どの程度目を通しているのだろうか。20代から40代を中心とするネットユーザー394名の回答を集計した。
パソコンのメールアドレス、携帯電話のメールアドレス、ポスト(投函)別にDMを受取っているかどうか聞いたところ、パソコンのアドレスでは全体の71.1%が、また携帯電話のアドレスでは全体の27.7%が受信していると回答。
またポストへは全体の82.7%が投函されていると回答した。印刷物によるDMが依然として多い一方、パソコン宛のDMも高い比率で受信していた。
DMの受取り方に関し、性別、年代別で差が見られたのは携帯電話のメールアドレスへの受信で、女性が31.9%で男性を8ポイントほど上回り、40代が32.3%で20代、30代よりも7〜11ポイント以上高かった。
パソコン、携帯電話、ポストのそれぞれで受取ったDMを読んでいるか聞いたところ、毎回読んでいる積極派は、パソコン宛では7.1%、携帯電話宛では10.1%、郵送では4.9%だった。携帯電話アドレス宛のDMは受信比率が低いものの、受信者の10人に1人は確実に目を通している点が興味深い。
「毎回読んでいる」と「たまに読んでいる」をあわせた「読んでいる」人の比率は、パソコンのアドレスで63.6%、携帯電話のアドレスで61.6%、郵送では46.3%。印刷物のDMより電子メールのDMのほうが読まれる確率が高かった。
なおパソコン宛のDMは20代が72.0%、携帯電話宛のDMを高比率で読んでいるのは女性と40代で、それぞれ64.5%、65.1%と回答している。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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