インターネット利用を主な目的としたミニノートパソコンが今年相次いで登場したが、その多くがデータ通信カードとのセット購入を条件に大幅な割引をしたことも相まって、販売数が急増。さらに公衆無線LANサービスも拡大してきたことから、「いつでもどこでもインターネットが楽しめる時代」の幕開けを感じさせる1年となった。
そんな中、外出先でのインターネット接続における一般パソコンユーザーの意識を調査。20代〜40代を中心とするネットユーザー男女404名の回答を集計した。
回答者が利用しているパソコンを全て挙げてもらったところ「デスクトップパソコン」が77.7%、「ノートパソコン」が55.4%、「ミニノートパソコン」が7.2%。今年1年インターネットが接続できない状況で、「ここでパソコンのインターネット利用が出来れば!」と思ったことがあると答えた人は、全体の60.6%いた。
「ここでパソコンのインターネット利用が出来れば!」と思ったことがあると回答した人に、実際にそう思った場所を全て選んでもらったところ、最も多かったのが「外」で45.3%。以下、「ホテル」が40.8%、「駅」と「喫茶店(カフェ)」がそれぞれ31.4%、「電車」が30.6%、「レストラン、ファーストフード(その他飲食店)」が28.2%だった。
また、どのような利用をしたいかとの問いでは「飲食店探し」の50.6%を筆頭に、「メールの送信、閲覧」が47.8%、「暇つぶし」が33.5%、「遊び場探し」が33.2%の順。
男女別に見ると女性では「飲食店探し」が最も多かったが、男性では「メールの送信、閲覧」がトップと、性別・年代別ともに順位に多少の変動はあるものの、滞在先のホテルで、あるいは空き時間にカフェなどで、メールの送受信やちょっとした調べものなどに活用したいというのが、ユーザーのニーズと言えそうだ。
ところで今年1年、屋外でパソコンからインターネットを利用するために公衆無線LANを利用した人は、11.9%にとどまった。しかし、公衆無線LANを利用するとしたら、何で利用したいかとの問いでは、「ミニノートパソコン」が47.5%で最も多かった。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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