オンキヨー、オーディオ技術を組み込んだネットトップ「HDC-1Lシリーズ」を発表

 オンキヨーは12月2日、SOTECブランドの最新デスクトップPCとして、オンキヨーのオーディオ技術を組み込んだネットトップ「HDC-1Lシリーズ」を12月3日より発売すると発表した。

 HDC-1LシリーズはSOTECブランド初となるMusicネットトップだ。「ネットブック」に続く低価格なデスクトップPCで、オンキヨーの音質技術を組むことにより、高品位な音楽再生が可能という。

 省電力CPU インテル Atomプロセッサ、OSにMicrosoft Windows XP、1Gバイトメモリ、160Gバイト HDDを搭載している。横幅約205mmのコンパクトな筐体は縦置きにすることも可能で、使用環境に合わせて自由に設置できる。

 オーディオノウハウを駆使して開発した振動に強い高剛性シャーシ構造により、従来のPCで音楽記録や再生を行う際に生じる電気的ノイズの発生を土台から防ぐ。さらに、HDDやオプティカルドライブの支持部分に緩衝クッションを採用して制振性を高めるなど、音質対策を行うことで、原音レベルの音楽記録・再生を可能にしたという。

 電気的ノイズ発生の原因となる空冷ファンにも徹底した静音化を図り、独自のアルゴリズムによるファン制御とエアフロー構造を採用。省電力CPUによる発熱の低減でファン回転を最小限に抑え、騒音レベル18デシベルという静かな「超静音」ボディを実現した。

 HDC-1Lシリーズ専用に開発したサウンドボードには、バーブラウン製の高性能DACをステレオ各チャンネル独立のツインDAC構成で搭載。その上でオンキヨーの特許技術「VLSC」を進化させた「VLSC2」を最新のアナログ変換技術として投入し、デジタル機器特有のパルス性ノイズを飛躍的に低減したという。

 また、音質を向上させる音楽再生専用のプレーヤーソフト「PureSpace(ピュアスペース)」を搭載。音量ミキサーを完全にバイパスし音声信号をダイレクトで伝送する「PDAP(Pure Direct Audio Path)テクノロジー」により、音質劣化の要因となる伝送経路をパスして、警告音やメール着信音などパソコン特有の信号音をシャットアウトする。

 付属のリモコンによりPureSpaceの起動および音楽再生が行えるほか、設定を切り替えて音楽プレーヤーソフト「iTunes」の起動や選曲・再生を操作することも可能だ。

 HDC-1Lシリーズの価格はいずれもオープン。市場想定価格は、本体単体モデル(HDC-1L)が5万9800円。パワードスピーカーとのセットモデル(HDC-1LGX)は7万4800円。パワードスピーカーと19型ワイド液晶ディスプレイを組み合わせたセットモデル(HDC-1LGX/19W1)は9万9800円だ。パワードスピーカーには低音再現力を誇るA-OMFウーファー振動板を搭載し、独自の同軸2ウェイスピーカーユニット構造を採用。音のつながりがスムーズになり、一体感のある自然な音場再生を実現するという。

セットモデル「HDC-1LGX/19W1」 セットモデル「HDC-1LGX/19W1」

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]