グーグルは日本の携帯電話の絵文字を、世界に広める存在になりたいようだ。
11月27日にGoogle Japan Blogに投稿されたエントリによると、グーグルは日本の携帯電話の絵文字の全てを、ユニコードの文字として共通符号化する考えだという。
絵文字はもともと日本の携帯電話会社が固有のものを使っており、異なる通信会社同士で絵文字を送り合うことはできなかった。現在では各キャリアが協力して、お互い似たような絵文字がある場合には、変換して表示している。
グーグルはこれを拡大し、絵文字をユニコードとして標準化することで、どの通信事業者間で送った絵文字も同じように表示される世界を実現したいという。さらに、「検索エンジンで絵文字を探せば、結果が返ってくる」(グーグル ユニコードソフトウェアエンジニアのMarkus Scherer氏)ようにもしたいとのことだ。
このグーグルの野望を実現するためには、現在使用されている絵文字のうち、どれが既にユニコードで符号化されており、どれがされていないかを整理する必要がある。そこでグーグルは、「emoji4unicode」というオープンソースプロジェクトを開始した。これは、絵文字のマッピングや変換表のほか、絵文字データからHTMLの表を作成するツールなどを提供するものだ。
グーグルでは「携帯電話会社、さらに携帯絵文字に関心のある皆様からフィードバックをいただければ幸いです」とコメントしている。
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