アップル、第2世代「iPod touch」の処理速度を上げていた

文:Tom Krazit(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2008年11月25日 11時34分

 携帯型ゲーム機市場を視野に入れるAppleが、「iPod touch」の処理速度を上げていたようだ。

 Touch Arcadeによると、9月に発表された第2世代iPod touchに搭載されるアプリケーションプロセッサは、「iPhone 3G」のそれよりも処理速度が速いという。iPhone 3Gは、初期版iPhoneおよびiPod touchと同じアプリケーションプロセッサを搭載し、こちらは412MHzで動作する。一方、第2世代iPod touchに搭載されたARMプロセッサは532MHzで動作する。

 Touch Arcadeが取材したゲームデベロッパーによれば、この違いにより、3Dレンダリングの速度に大幅な向上が見られたという。PCの分野でIntelとAMDが熾烈な「動作周波数戦争」を繰り広げていた頃を思い出す読者も多いだろうが、動作周波数は、パフォーマンスを測る上で唯一ではないにしろ、重要な指標である。

 「App Store」の開設と同時に、Appleは広告においても第2世代iPod touchをゲーム用デバイスと位置づけるようになった。iPod touchが音楽、ビデオプレーヤーであることを忘れてしまったかのようにさえ見える。

 ARM製品の詳細を見る限り、Apple製品に搭載されるアプリケーションプロセッサの動作周波数は620MHzまで上げることができそうだ。もっとも、ここでは処理速度とバッテリ寿命の絶妙なバランスが求められる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]