裁判所は米国時間11月21日、Microsoft最高経営責任者(CEO)のSteve Ballmer氏に、同社が「Windows Vista」の発売に先立って実施した「Windows Vista Capable」ロゴプログラムに対する集団訴訟で証言を行うよう命令した。
Microsoftはこの裁判で証言を、元Windows担当幹部のJim Allchin氏とWill Poole氏に限定しようと努めていた。両者はすでに同社を去っている。しかし、裁判所は同社のこの意向には反する裁定を下した。
Seattle Post-Intelligencerのウェブサイトが報じるところによれば、Marsha J. Pechman判事は、この中で「裁判所はBallmer氏の時間どりが非常に厳しいものであることを認識している。しかしながら、スケジュールが忙しいことが会社幹部を証拠開示から保護する『盾』にはならない」と述べている。
原告側は、同社が一部のマシンについて、OSの先進的な機能を実行するにはグラフィックス性能が欠けているにも関わらず「Windows Vista Capable」のロゴを貼り誤解をまねいたと主張している。
Ballmer氏は以後30日の間に最長3時間をめどに証言を行わなければならないと、Pechman判事は命令している。
この訴訟によってすでに、大量の貴重な社内書類の存在が明らかにされている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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