Dellは米国時間11月20日、2009会計年度第3四半期(8-10月期)決算を発表した。同四半期の利益は7億2700万ドル(1株あたり37セント)で、売り上げは151億6000万ドルだった。
利益は前年同期比5%減だが、1株あたりの利益は9%改善した。売り上げは3%減少した。
前年同期の利益は7億6600万ドル(1株あたり34セント)で売り上げは156億5000万ドルだった。アナリストの大半は1株あたりの利益32セント、売り上げ163億ドルと予想していた。
Dellは「特に世界的な経済状況を考えれば」第3四半期の結果に「満足」している、と同社の最高財務責任者(CFO)、Brian Gladden氏は電話会見で述べた。
今後に関して、同社は「ほとんどすべて」の事業において需要の減速を経験することになるとGladden氏は述べた。「短期的には厳しい状況を予測している」と同氏は述べたが、それ以上は来年の予測についての発言は控えた。
しかし、2009年にはIT関係への予算縮小が予想されることについて、同社は対策を講じると語った。
Dellにとって期待が持てるのはGlobal Consumer事業などで、同事業の売り上げは10%改善し、出荷数も32%増加した。
加えて同社は予想以上の経費削減を達成した。以前、8900人あまりの従業員削減を目標にするとしていたが、実際には1万800人の人員を削減したとGladden氏は述べた。
Netbookという製品カテゴリに関して、Gladden氏は「補完的」事業であると説明し、新しい「Inspiron Mini」製品に対する市場の反応は好調だと述べた。これまでのところ、Netbookはその他の製品の需要に影響していない、と同氏は語っている。
Dellは包括的な業績回復計画の一環として、経費の管理に取り組んでいる。サプライチェーンや製造プロセスの見直しを含め、製品コストを削減する方法を同社は今後も探っていくという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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