調査結果によると、2008年のボジョレーヌーボーは全体として「飲みやすさ」が特徴になるという。両社では「後味のすっきり感や口に含んだ際のアタックが強いが、意外に軽いといった印象が中心となる。近年、味わいは『渋味』が低いほうへ遷移している」とコメントしている。
また、会見では日本ソムリエ協会認定ソムリエの山崎雅之氏による4銘柄のコメントも紹介された。詳細は次のとおり。
- シャルル・ドラピエ プレステージ・セレクション(セブン-イレブンにて販売)
フルーツの香りが華やかで魅力的。少しスモーク、薫香がかかった香り、少し青いバナナのような香り、木イチゴがよく熟したような香りが中心。味わいは全体のバランス的に酸が強く渋みも少しある。
- セレクション ギィ・サヴォワ(ローソンにて販売)
焼いたバナナや焼き菓子のような香ばしい香り。酸も非常に強く、全体的な濃度もしっかりしている。
- ドメーヌ・タロン(ファミリーマートにて販売)
よく熟したバナナの香りが強い。少し熟した木イチゴの香りが中心。味わいは強すぎない酸とタンニンがそこそこある。
- ジョルジュ・デュブッフ(サークルKサンクスやポプラ、スリーエフなどで販売)
香りは蒸したバナナ、イチゴのドロップのような甘い香り。木イチゴのジャムを作るような甘く似た香り。酸が少し立っているが、全体的にまろやかでスタンダードな味。
今回調査対象となったボジョレーヌーボー4銘柄。左からシャルル・ドラピエ プレステージ・セレクション、セレクション ギィ・サヴォワ、ドメーヌ・タロン、ジョルジュ・デュブッフ※クリックすると拡大します