11月19日〜21日まで、千葉の幕張メッセでIPTVのサービスや対応製品を一堂に集めた「IPTV Summit」が開催された。これは同日程で開催された音と映像と通信のプロフェッショナル展「Inter BEE2008」の連動イベントの1つとして行われたもの。関連サービスやハードウェアを手がける13社が出展した。
IPTV Summitは2007年からスタートしたイベントで、今回が2回目となる。ブース内には、KDDIの「auBOX」をはじめとするセットトップボックス(STB)やテレビ向けネットサービス「アクトビラ」などが展示された。
auBOXの開発も手がけたモトローラコーナーでは、STBを複数展示していた。北米や欧州でも人気を得ている同社だけに、コンパクトモデルやH.264対応モデルなど、豊富なラインアップを揃える。ハードウェアに依存せず、IPTVアプリケーションを開発できる、ソフトウェア開発キット(SDK)「KreaTV」(クリエイティブ)についても解説された。
サービス関連では、アクトビラ、「NHKオンデマンド」、「ひかりTV」の3サービスが出展。12月1日からサービスを開始するNHKオンデマンドでは、放送後24時間以内に配信を開始する「見逃し番組」とアーカイブス番組を配信する「特選ライブラリー」の2種類のサービスを、実機デモを交えつつ紹介していた。
そのほか、テレビではなくゲーム機でビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスを利用可能にした、マルチプラットフォーム対応動画プレーヤー「ULEXIT」(富士ソフト)や、携帯電話向け動画配信アプリ「Para.TV」などのソフトウェアも製品説明がされた。
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