TSUTAYAは6月6日より、デジタルテレビ向けネットサービス「アクトビラ」上で、映像配信サービス「TSUTAYA TV」を本格スタートする。これに先立ち6月5日に説明会を行った。
説明会にはTSUTAYA BB執行役社長の渡邉健氏とアクトビラ代表取締役副社長の久松龍一郎氏が出席し、対応テレビが141機種にまで増加したというアクトビラの現状やTSUTAYA TVの概要について話した。
TSUTAYA TVは、2008年3月1日より運営を開始し、映画の予告編やランキング情報といった無料コンテンツを配信している。6月6日からの本格スタートでは、パラマウント・ピクチャーズ、ワーナー エンターテイメント ジャパン、ウォルト・ディズニー・ジャパン、NBCユニバーサル・インターナショナル・テレビジョン・ディストリビューションのハリウッドメジャースタジオ4社の映像作品の有料配信をスタート。6日には海外ドラマや映画など101タイトルが揃い、うち73タイトルはハイビジョン画質で提供される。
配信タイトル数は6月の1カ月で200タイトルまで増加し、うちハイビジョン画質は134タイトルを用意。全体の70%を占める割合となる。
「もっとも力を入れたコンテンツ」(渡邉氏)となる海外ドラマは「HEROES/ヒーローズ シーズン1」、「LOST シーズン1」、「デスパレートな妻たち シーズン1」など人気作品をラインアップ。すべてハイビジョン画質で提供されるほか、HEROES出演のマシ・オカインタビューなどの独自コンテンツも配信される。
視聴料金は、ハイビジョン画質の新作1タイトルあたり735円。4対3のスタンダード画質が420円、16対9のスタンダード画質が525円。テレビシリーズに関しては、4〜5話をまとめて視聴できるミニパックやハーフシーズンパックなどが用意されるほか、第1話は無料となる。
TSUTAYA TVの獲得会員数については「今期中に5万人を目標としている。この数はリアル店舗のTSUTAYA TOKYO ROPPONGI店の7万3000人に満たないが、対応テレビ、光ファイバーなどが必要となるため、プレミアム感のあるサービスにしていきたい」(渡邉氏)とした。
また、アクトビラの今後の普及活動に関しては「全国に店舗を持つTSUTAYAさんの店頭でもぜひアピールしていただきたい(笑)。サービス内容を理解してもらうには実際に触っていただくことが一番重要なので、電気量販店店頭などでデモを行っていく」(久松氏)とした。
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