米ヤフー、ヤンCEOの後任人事に着手

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2008年11月18日 15時30分

 厳しい財務問題を抱えるYahooは米国時間11月17日、創立者の一人であるJerry Yang氏が現在務めている最高経営責任者(CEO)の後任人事に着手したと発表した。

 この動きについて、同社会長のRoy Bostock氏は次のように説明している。「Yang氏と取締役会はCEOの交代時期について話し合ってきたが、今こそYahooを次のレベルに導くことのできる新たな人材にCEOを継承すべき時だという点で全員が一致した。われわれは過去18カ月におけるCEOとしての氏の貢献に深く感謝しており、氏が引き続き主要取締役および取締役会メンバーとして当社にとどまり運営に積極的に関わる予定であることを歓迎する」

 Yang氏はTerry Semel氏の退任後、2007年にCEOに就いた。同社によると、同氏はCEO退任後、以前のChief Yahooの地位に戻るという。

 Yang氏はCEO在任中に同社を新しい方向に導くことができたと自賛し、次のように述べた。

 Yahooを設立したときも、何百万という人々にとってなくてはならない信頼できる世界ブランドへと成長を導いたときも、私はいつもYahooのフランチャイズにとって最善のことをしようと努めてきた。取締役会からCEOとして改革を主導するよう求められたとき、わたしがこれを引き受けたのは、より実効性のある成長を推し進める新たな時代に向けて事業を再構想することが重要だったからだ。新しいよりオープンな道が開けた今、CEOの役割とYahooのグローバルな能力を新しいリーダーに託すべき時だ。私は今後も世界戦略に注力し、Yahooがその持つ力を遺憾なく発揮し先進的な技術文化と製品の卓越性と革新性を強化するために力を惜しまないつもりだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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