Second Life関連事業手がけるSUNの社長ら逮捕--脱税容疑の元大阪府議の逃亡助ける

岩本有平(編集部)2008年11月17日 12時28分

 大阪地検特別捜査本部は11月16日、不動産転売に関する脱税の容疑で逮捕状が出ている元大阪府議会議員で弁護士の小川真澄容疑者の逃亡を手助けしたとして、SUN代表取締役社長の奥井宏太朗容疑者、取締役の平田慎治容疑者、飯塚誠容疑者、元取締役の桑波田達彦容疑者ら計4名を逮捕した。

 報道によると奥井容疑者らは、脱税容疑で逮捕状の出ている小川容疑者に逃走資金を渡し、他人名義のパスポートで中部国際空港からフィリピンへの渡航を手助けしたという。

 SUNは2006年6月の設立。仮想世界サービスSecond Life上でショッピングモール「TokyoZERO番地」を運営するほか、PCのブラウザや携帯電話上でSecond Lifeを利用できるビューアーの開発などを手がける。10月30日にはngi groupとの資本・業務提携を発表している。

 SUNでは「現在事実関係を確認中であり、関係する多くの方々にお詫び申し上げる」とコメントを発表している。また提携先であるngi groupは「現在事実関係を確認中。確認次第今後の対応を検討する」とコメントしている。

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