デジタル放送推進協会(Dpa)は、10月末の地デジ(フルセグ)チューナーの累計普及台数が4095万台に達したと発表した。内訳は薄型テレビ2521万台、チューナー内蔵録画機を含むチューナー886万台、ケーブルテレビ用セットトップボックス(STB)616万台など。9月末のフルセグチューナー内蔵パソコンの出荷台数125万台を足し合わせると累計の普及台数は4220万台になる。
ただ、フルセグ用のアンテナの設置が遅れている可能性があるため、チューナーの普及台数がそのまま視聴可能世帯にはならない。2011年7月のアナログ放送終了から逆算すると、「アンテナ工事の人員不足が懸念される」(木村政孝理事)と指摘。アナログ放送終了間際になって、関東と近畿など大都市圏で駆け込み的なアンテナ設置需要が高まれば、不足がより深刻化する可能性があるという。Dpaでは、受信相談会を全国各地で展開するなどして早期の普及促進に努める。
※週刊BCN 2008年11月17日付 Vol.1260より転載
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