消費行動に関する調査--ネットユーザーに拡がるクロスメディア消費の正体とは? - (page 2)

Webマーケティングガイド2008年11月14日 08時00分

クロス集計1.購入メディア別の"リアル"での情報収集状況(家電製品に関して)

 購入メディア別のリアルでの情報収集状況を明らかにするため、Q2とQ3を家電製品に関してクロス集計した。 その結果、「情報収集をした」(「十分な情報収集を行った」と「少しだけ情報収集を行った」の合計)という回答は全ての購入メディア(その他を除く)で80%前後の回答率となっており、メディア間での差異はほとんどないことがわかった。

 ただし、「十分な情報収集を行った」という回答に関してみると、リアルでの情報収集にも関わらず「実際の店舗」ではなく「インターネット」での購入者の方が回答率が高く、家電購入時にユーザーは実店舗で情報収集を行い、そしてインターネット上の最もお得なサイトで商品を購入しているのではないかと考えられる。

購入メディア別のリアルでの情報収集状況(家電製品) ※「通信販売(電話やFAX)」はサンプル数が少ないため参考データとしてご覧ください

クロス集計2.購入メディア別の"ネット"での情報収集状況(家電製品に関して)

 続いて、購入メディア別のネット上での情報収集状況を明らかにするため、Q2とQ4を家電製品に関してクロス集計した。その結果、「情報収集をした」(「十分な情報収集を行った」と「少しだけ情報収集を行った」の合計)という回答は「実際の店舗」と「インターネット」が83%前後で並ぶ結果となった。インターネット上でのクチコミ情報の利用率は、購入場所に関係なく頻繁に行われていることがわかった。

購入メディア別のネット上での情報収集状況(家電製品) ※「通信販売(電話やFAX)」はサンプル数が少ないため参考データとしてご覧ください

 インターネット上には数えきれないほど膨大な量の情報が存在してはいるものの、商品の使い心地や臨場感など実際の店舗に行かなければ体験することの出来ない情報も存在し、メディア同士の補完関係は絶対的に必要であると考えられるだろう。さまざまなメディアを横断的に活用するクロスメディア戦略は、ユーザーニーズの観点からも非常に優れたプロモーション手法だといえるのではないだろうか。

 本調査は、ボーダーズが保有するリサーチ会員に対して行った調査となっております。あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。

調査対象者:15歳〜49歳の男女
サンプル数:624
調査期間:2008年10月20日〜2008年10月21日
調査方法:インターネットリサーチ
調査機関:ボーダーズ

 本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。アンケート回収データ・クロス集計サービス・レポートは有料にてご購入いただけます。調査や有料サービスをご検討の方はお気軽にお問合わせください。

編集部注:記事提供元のデータに誤りがあったため、クロス集計1、及びクロス集計2のグラフならびに一部文章を修正いたしました。(2008年12月4日(木) 11時45分)

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]