Advanced Micro Devices(AMD)は米国時間11月5日、支出削減を目的として従業員500人の削減を発表した。これは、同社従業員の約3%に相当する。
AMDにとっては2008年なってから2度目の人員削減となる。同社は4月、従業員の10%にあたる約1650人を削減すると発表していた。
このたびの人員削減は、同社の経営と組織に関する大規模な変革に続くものである。AMDで最高経営責任者(CEO)を務めていたHector Ruiz氏は7月、同氏が舵取り役の地位から退き、後任にはDirk Meyer氏が就任することを発表した。AMDはまた、10月に企業分割を発表している。これにより、AMDはチップを設計する会社と製造する会社の2社に分離される。
今回の人員削減は、57億ドル規模の製造新会社The Foundry Companyの従業員3000人を除き、AMDの全事業部が対象だという。
AMDは10月、第3四半期の業績報告として、予想よりも少ない純損失を発表してアナリストらを驚かせた。同社は、6700万ドルの純損失、1株当たり損失11セントを報告した。アナリストらは、第3四半期のAMDの売り上げが14億8000万ドル、損失が1株当たり40セントと予想していた。同社はまた、同四半期に営業利益の黒字化を達成した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」