Symantecは、景気の停滞に伴うコスト削減策の一環として、2008年末までに従業員のレイオフを実施する見通しである。レイオフの規模は不明。同社広報担当者が米国時間10月30日に明らかにした。
広報担当のCris Paden氏によると、同社は人件費で4.5%のコスト削減を計画しており、この目標を達成するのに必要な人員削減を行う予定だという。Symantecが29日に発表した今後の業績見通しは、アナリスト予想を下回っていた。
Paden氏は、レイオフの対象となる従業員数は分からないとしながらも、レイオフは世界規模で実施され、地域によって変化する予定で、特定の事業部門が対象ではないと語った。
Paden氏は、「われわれは、(コスト削減の)明確な目標数字を設定している。この目標を達成するためにあらゆる手段を講じる」とし、さらに「現在の経済環境の不透明さに鑑みて」Symantecの財務の健全性維持を目指すと付け加えた。
Paden氏によると、Symantecは11月中に従業員に通知し始める予定だという。
またPaden氏は、今回の動きはSymantecが1年ほど前に開始した(コスト削減に関する)取り組みとは無関係としている一方で、同社はEDSへのIT運用の委託を進行中であると語った。
人件費には、全世界で1万7500人に及ぶSymantec従業員の給料、ボーナス、各種手当が含まれている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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