オーバーチュアの「インタレストマッチ」、まずは「成果を出す」より「掲載される」ことに注力

Webマーケティングガイド2008年10月31日 08時00分

 9月から広告の配信が始まったオーバーチュアの新サービス「インタレストマッチ」。これまで同社が提供してきたリスティング広告「スポンサードサーチ」と同じ運用方法で成果があがるものととらえられている方が多いようであるが、どうやらそれは間違いのようだ。

 インタレストマッチは、「興味関心連動型広告」と銘打たれているように、ユーザーのキーワード検索履歴や、過去に閲覧したページに含まれるキーワード、そして現在閲覧しているページに含まれるキーワードなどを総合的に判断し、ユーザーの興味や関心にマッチした広告を表示するというサービスだ。

 スポンサードサーチにおけるオーバーチュアのノウハウと、行動、デモグラフィック、エリアなどの多種多様なターゲティング広告を手がけているヤフー・ジャパンのノウハウを結集された広告商品であり、我々広告代理店としても第2のスポンサードサーチとして今後の成長が期待されるものである。

 掲載が開始されて間もなく、顧客からこんな声が届いた。「どこに掲載されているんですか?キャプチャを送っていただけませんか?」と。

 そう、この商品は掲載されているページを特定することが非常に困難なのである。先に述べたようにユーザー固有(厳密にはブラウザ固有)の検索履歴などをターゲティングしているため、顧客と営業担当では同じページを見ていてもまったく違うものが表示されるのだ。以下にて、インタレストマッチ広告の一例を紹介する。同じページにもかかわらず、表示される広告が異なることにお気づきになるだろう。

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