LinkedIn、新たに2270万ドルを調達

文:Elinor Mills(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2008年10月24日 17時54分

 ビジネスネットワーキングサイトのLinkedInが新たに2270万ドルの資金を調達した。厳しい経済状況の中、同社にとってはちょっとした安心材料となる。

 米国時間10月22日に発表されたこの戦略的投資には、Goldman Sachs、SAP、McGraw-Hill、同社へ長期的に投資しているBessemer Venture Partnersが参加した。LinkedInは6月、シリーズDラウンドで5300万ドルを調達し、同社の評価額は10億ドルとなった。今回の投資により、これまでで1億ドル以上を調達したことになる。

 LinkedInの最高経営責任者(CEO)であるDan Nye氏は、同社サイトのブログ投稿で今回の資金調達を発表した。

 「LinkedInを利用する3000万人以上のプロフェッショナルにすばらしいサービスを構築するため、正しい協力関係を築くというわれわれの取り組みを再度強調したい。LinkedInのユーザーは、毎月急増している。この資金により、LinkedInをさらに強化し、世界中のプロフェッショナルが効果的に結びつき、コラボレーションできる追加サービスを構築することができる」

 多くのテクノロジ企業が資金集めに急ぐなか、LinkedInはどうやって新たな資金を調達できるのだろうか。ソーシャルネットワーキングサイト(SNS)のFacebookやMySpaceと比較するとLinkedInの規模は小さいが、LinkedInメンバーの平均年齢は41歳で、年収は約11万ドルといわれている。

 こうした層にフォーカスすることで(億万長者のBill Gates氏がプロフィールを誇らかに掲載している)、LinkedInは高価な広告料金を払うプレミアムな広告主をひきつけられる。同社のCPM(広告掲載1000回あたりの料金)は、75ドルといわれている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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