さてこのカメラケータイ、タッチパネルに対応するだけにスタイラスペンでの利用も可能だ。スタイラスは本体内蔵ではなく外付けのストラップタイプのものが付属してくる。このアイデアも韓国ケータイそっくりだ。このスタイラスは途中から分離させてペン部分だけを利用できるのだが、なぜかこのペンがグイーンと伸びるのだ。
ふとケータイのメニューを見ると「TV」という項目がある。そう、TVチューナー内蔵なのだ。でもアンテナが見当たらないんだよなぁ。ん?も、もしや!?
そう、このスタイラスを伸ばし、ケータイ本体の電源ボタン横の穴にねじ込むとアンテナになってしまうのだ!でもこれってすごく不便&見た目がイマイチ。デジカメとしてのデザインを真似するまではよかったものの、TV機能の搭載までは頭が回らなかった、ってなところだろうか。
世の中にはデジカメっぽいケータイが多数あれど、今回紹介した「デジカメそのまんまケータイ」はこれが世界初の製品ではないだろうか。タッチパネルで操作できる点は、逆にデジカメにもどんどん真似してほしい機能だ。デジカメメーカーも機能での差別化は難しくなっていくだろうし、現実にWi-Fiを搭載したデジカメがあるのだから、ケータイ内蔵デジカメを出すのもアリだと思う。
実際にこのケータイを使ってみると実は結構イイ感じだった。デジカメとして普段は首からぶらさげておけば、ケータイとして使いたいときにはすぐに電話をかけられる。そして写真を撮るときはやっぱりデジカメの形状をした端末のほうが使いやすい。これまで紹介してきたトンデモケータイはアイデアや機能勝負のものが多かったが、今回のデジカメ型ケータイは実用性も高かったのである。
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