Googleの慈善部門Google.orgは米国時間10月21日、「Predict and Prevent」(予測と予防)構想の一環として、東南アジアとアフリカで伝染病の撲滅を目指して1480万ドルの助成金を提供することを発表した。
助成金は大学や研究センターに授与され、伝染病が発生した可能性のある場所(ホットスポット)を特定したり、人間や動物に感染する新しい病原体を割り出したり、伝染病が広がる前に食い止めることなどに利用される。
新しい病気の75%は動物から人間に伝染するもので、森林破壊や気候変動が起きると人間と動物の接触頻度が増加することが、研究から分かっている。
Google.orgのプログラムディレクターを務めるFrank Rijsberman氏は声明の中で、「究極の目的は、伝染病の爆発的拡大を事前に予測することだ。リフトバレー熱とマラリアについては、気象の長期予報と森林破壊の地図を調べることで、爆発的拡大を警戒すべき場所を最高で6カ月前に把握できる」と述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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