米ヤフー、第3四半期は64%減益--10%の人員削減へ

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:緒方亮、高森郁哉2008年10月22日 11時38分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Yahooは米国時間10月21日、2008年第3四半期の純利益が64%減となったことを発表した。同社は弱体化する広告市場に危機感を示し、実際にレイオフの準備を進めていることを認めた。

 Yahoo最高経営責任者(CEO)のJerry Yang氏はカンファレンスコールの中で、次のように述べた。「オンライン広告市場が第3四半期に下降したことを受け、Yahooは競争力強化のプロセスを加速させる必要があると私は判断した。(2008年の末までに)少なくとも10%の人員を削減する見込みだ」

 2008年第2四半期末で1万4300人の従業員がいたことから、この発言は、2008年中に少なくとも1430人が職を失うことを意味する。Yang氏は、2009年中にさらなる人員削減の可能性があることを示唆した。

 Yahooは2008年第3四半期について、純利益が前年同期の1億5100万ドルから5400万ドルへと減少したことを報告した。非GAAPベースの希薄化後1株あたり利益は9セントで、Thomson Reutersの調査におけるアナリスト予測に一致している。しかし、トラフィック獲得費用(TAC)を除く売り上げは13億2500万ドルで、予測されていた13億7000万ドルを下回った。

 Yahooは、人員削減を新しい財務目標の中心に据え、39億ドルある現在の年間支出を2008年末までに4億ドル削減すると述べた。2008年第2四半期末の時点で、同社は1万4300人を雇用していた。

 ほかにも変更が予定されている。Yang氏によると、Yahooは事業を世界のよりコストの低い地域へと再配置し、不動産を統合し、調達業務を改善して、インフラの標準化を進めるという。

 大きな問題はディスプレイ広告で、これが同社を全般的に弱体化させた。

 Yang氏は声明の中で次のように述べた。「経済状況とオンライン広告が第3四半期に衰える中、われわれは2008年の戦略への徹底した注力を維持し、長期的な競争力だけでなくユーザーや広告主にサービスを提供する能力も強化する構想へ投資してきた。投資とコスト管理のバランスについては、年間を通した統制を行っており、現在はコストを削減して生産性を高める計画を開始している」

 コストの抑制と弱体化する広告のバランスは、最高財務責任者(CFO)であるBlake Jorgensen氏による第4四半期業績の予測に反映されていた。「脆弱な経済情勢を受け、年間利益の見通しは引き下げるが、営業キャッシュフローとフリーキャッシュフロー(純現金収支)の見通しは維持する」と同氏は述べた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加