G1では、電子メールは2段階で用意されている。上層はGmailに与えられており、専用のアプリケーションが用意されているが、ほかのメールには汎用の電子メールアプリケーションしかない。「Yahoo Mail」には問題なく接続できたが、無料POPアクセスのための「Plus」アカウントを持っていないため、MicrosoftのLiveで電子メールを試すことはできなかった。
個人的には、Gmail愛好家(筆者もそのひとり)は、カンバセーションビュー、メッセージのアーカイブ、スター付加機能、高度な検索機能など、普通の電子メールクライアントソフトウェアでは一般的に提供されていない機能に慣れ親しんでいるため、この2段階のアプローチは理にかなっていると思う。ほかの電子メールサービスには専用のアプリケーションは必要ないからだ。
また、Googleは自社のオンラインマップサービスに直接つながるリンクも用意している。ここでもGoogleは、オンラインサービスに関して、ライバル会社よりも少し多くの機能を提供している。検索と同様、現段階では、マップサービスの利用はあまりパーソナルではないが、外出中には特に、地理情報は個人的に非常に便利で、「Google Maps」と各ユーザーのニーズやアカウント設定との結びつきの強化は十分にあり得ることだ。
インスタントメッセージングに関しては、Androidは中立だ。ソフトウェアは、Yahooや、AOLの「AIM」、「MSN Messenger」、そして「Google Talk」を同じようにきちんと処理できる。
もちろん、GoogleがAndroidとパーソナルサービスを直接結びつける可能性のある領域はほかにもあり、たとえば、「Orkut」、「iGoogle」、「Google Reader」、「Picasa」ウェブアルバムが思い浮かぶ。
しかし、Androidはまだ誕生したばかりだ。Googleもほかの企業も同時に、これらのサービスにぴったりなアプリケーションを作成できる。さらに、Androidの無料ソフトウェア開発キットや新しいアプリケーションを提供するための自由なAndroid市場を考えれば、Googleのライバル会社からもモバイルアプリケーションが登場すると思われる。しかし、それらが未来のAndroid携帯で一等地を手に入れるかどうかは、まったく別の問題だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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