コンテンツ配信や人材関連事業を手がけるUSENが10月15日に発表した2008年8月期の連結決算は、連結最終損益が539億800万円の赤字(前年同期は30億8700万円の黒字)になった。
子会社にしたインテリジェンスののれん代償却が354億円にのぼったほか、映像コンテンツのギャガ・コミュニケーションズ関連でのれん代償却36億円、映画の権利買い付け・制作事業からの撤退損失95億円なども特別損失に計上した。数年来のM&Aによる事業規模拡大が想定通りの収益向上に結びついていない。
本業の儲けを表す営業利益は124億2800万円と22%減った。足を引っ張ったのは映像・コンテンツ事業。ギャガの映画事業の不振や無料ブロードバンドサービス「GyaO」の収益化の遅れなどが響いた。
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