[レビュー]スリムで美しいデザインからは想像できない広がりのあるリアルなサウンド--「iPhone」対応へと進化を遂げた人気のiPodスピーカー - (page 3)

堀江大輔(D☆FUNK)2008年10月20日 12時00分
BOSE
内容:「iPod」を家で高音質で聴きたいというときに真っ先に挙げられる、定番とよぶべきiPodスピーカー「SoundDock(サウンドドック)」がついにリニューアル。本格サウンドはもちろん、iPhoneにも対応するなど、さらなる高機能化が図られた。全iPodユーザー注目の新機種を緊急レポート!

どの部屋に置いても様になる高機能と融合した上品なスタイル

 SoundDock Series II systemの魅力の1つは、洗練されたデザインにある。背面まで美しく、コンパクトに仕上げたデザインはどこにも隙がない。実際にリビング、寝室、書斎やダイニングなどにセットしてみたが、どこに置いても、部屋の雰囲気を損なわない。寸法は、高さ169mm×幅303mm×奥行き165mm。ノートPCよりも省スペースに設置できるから、置き場所も選ばないですむ。

  • リビングに置いても映える洗練されたデザイン

  • ベッドサイドに置いて、iPodのアラーム機能を目覚まし代わりにも使える

  • スタイリッシュでクールなイメージの書斎にもぴったり

  • 木目調の家具にも似合う

 付属のリモコンでは、本体の再生に加えて、プレイリストの操作もできるようになった。iTunesの最新版では、ユーザーの音楽ライブラリの中から好みの曲を自動的にプレイリスト化する「Genius」機能が搭載された。今後さらに、プレイリストを利用する頻度は増えるだろうから、リモコンでプレイリストを操作できるのは嬉しい。また、リモコンの動作中は、本体のインジケーターライトが緑に点灯する。むやみにボリュームを上げてしまうこともなく、安心して快適に使えた。

 背面には、新たにステレオミニジャックの外部入力端子を設けている。ポータブルCDプレーヤーやウォークマンなど、他のデジタルプレーヤーを接続することもできる。書斎などに設置しているときには、PCをつなげて再生するのもよいだろう。

 iPod接続用のドックはスピーカーの前面に備えている。今回からは、「iPod touch」やiPhone 3G/iPhone にも対応。もちろん、「iPod nano」、「iPod mini」、「iPod photo」、「iPod video」、「iPod classic」といったクリックホイール機能を持つ従来のiPodにも対応。iPodを置くだけですぐに再生できる。

  • コンパクトなリモコンは、再生、ボリューム調整などに加え、プレイリストの選択などもできる

  • リモコンの動作に反応してインジケーターライトが緑色に光る

  • 背面にはステレオミニジャックの入力を1系統用意している

この高音質をこの価格で手軽に楽しめるのは驚きだ

 iPod対応を謳うスピーカーシステムは数あれど、たいがいはiPodのデザインに合わせて奇抜になりすぎて部屋に置きにくかったり、音質に満足できないものも多い。その点SoundDockシリーズの完成度の高さは飛び抜けている。2004年に発売されたモデルが、最上級のiPodスピーカーとして他の追随を許さなかったことからも、いかに完成度が高かったか分かるだろう。唯一のネックは他のモデルに比べて価格が少し高くなることだが、中途半端なスピーカーを買うくらいならSoundDock Series II systemを指名買いしたほうがいい。このサイズで、この手軽さで、このスタイルで、音楽を本格的なオーディオシステムで聴くように楽しめるスピーカーは他にないはずだ。

 また、公園やキャンプ場など、アウトドアでも楽しみたいという人には、約1万2000円プラスすればSoundDock Portableを選ぶこともできる。こちらは、充電式専用バッテリーを搭載し、約3時間もフルボリューム再生ができる。電源がない場所でも手軽に持ち運びながら、iPodを本格的なサウンドで楽しめる。充電式スピーカーとは信じられないほど、迫力ある充実した音楽を再生してくれる。

 強力な新製品を加えてより魅力を増したSoundDockシリーズ。好みやライフスタイルに合わせて、据え置き型とポータブル型から選択してみては。

  • 凹凸を極力減らし、後ろから見てもすっきり感じる背面のデザイン

  • 奥行きは165mm、棚や机の空いたスペースに置ける

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