テネシー州東部地区連邦地裁は米国時間10月7日、アラスカ州知事で共和党副大統領候補のSarah Palin氏のメールアカウントの1つをハッキングした疑いで20歳の大学生を起訴したと発表した。
テネシー大学の学生で、テネシー州議会議員のMike Kernell氏(民主党所属)の息子でもあるDavid Kernell被告はこの日、連邦当局に出頭した。また、8日にはC. Clifford Shirley判事のもと、罪状認否が行われた。
8日に公開された起訴状によれば、Kernell被告は9月16日、Palin氏のYahooメールアカウントに無許可で故意にアクセスしたという。さらに訴状には、メールの内容のスクリーンショットを作成し、誰もが見られるウェブサイトに投稿したのもKernell被告本人だとの記述がある。Kernell被告は、セキュリティに関するいくつかの質問に答えてPalin氏のアカウントへのアクセス権を手に入れ、パスワードを変更したという。その後、新しいパスワードをオンラインに投稿し、他の人がアカウントにアクセスできるようにしたとされる。
有罪判決が下された場合、Kernell被告には最大で5年の禁固刑に加え、25万ドルの罰金と出所後3年間の保護観察処分が科せられる。この事件は、米連邦捜査局(FBI)のアンカレッジおよびノックスビルの支局が現在も捜査中で、初回公判日はまだ決定していない(注:その後12月16日に決定)。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果