Appleは、ティーンエイジャーという、最も気まぐれだが、大きな影響力を持つ、テクノロジ分野の消費者層で、引き続き成功を収めている。
Piper Jaffrayは、携帯電話や音楽プレーヤーといったデバイスに関する、769名のティーンエイジャーの購買意識などを対象とした、半年ごとの調査を実施し、その最新調査結果を、米国時間10月7日に発表した。もっともなことだが、ポータブルデジタル音楽プレーヤー市場をけん引するAppleは、高校生の間でも、やはりマーケットリーダーである。調査対象者の84%はiPodを所有しており、この割合は、2007年調査時の82%から上昇した。
おそらくは新たに2008年より導入された、199ドルという初期費用も幸いして、iPhoneへの人気も高まってきている。現在のところは、調査対象となったティーンエイジャーのうち、わずか8%のみがiPhoneを所有しているものの、「iPhone 3G」がリリースされる前に実施された、2008年春の前回調査結果の6%から増加している。また、今後半年以内にiPhoneを購入する予定であると回答したティーンエイジャーは22%に上っており、他にも、iPhoneが欲しいと答えた人が33%に達した。
しかしながら、ZDNetでLarry Dignanも指摘していた点だが、こうしたiPhoneの購入予定者および購入希望者の今後は、主に保護者の経済状況にも依存していると言えそうだ。初期購入費用は199ドルで済むかもしれないが、iPhoneや、他のどのデータ通信対応の携帯電話にも言えることとして、毎月の利用料金は、現在のような経済不況の時期には、単に贅沢品とみなされかねない。
今回の調査では明らかにならなかったこととしては、高校生の間で、どれほどMacの利用が進んでいるのかという点がある。Macは、大学生に非常に人気があるものの、Piper Jaffrayは、Macが高校生の間でも人気があるのかに関しては、何ら調査データを提供していない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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