では自動車ケータイをさっそく見てみよう。箱は革のような高級感ある。そしてメーカー名は、相変わらずよくわからない(笑)。箱には一応「CAESAR」と書いてあるのだが、これがメーカー名なのか商品名なのかは不明だ。
また取扱説明書には「I came, I saw, I conquered!」という謎の英語と、その翻訳と思われる中国語のうたい文句が並ぶ。これを見て中国の人たちは「スゲェー!」と思うのだろうか?なお、マニュアルにもメーカー名やら連絡先は一切書かれていない。ま、中国トンデモケータイとはそーゆーモン?、なのはいつもの通り。
まずは外観から。やっぱりどう見てもケータイには見えない。ただのクルマのおもちゃにしか見えないのがスゴい。
某有名メーカーの自動車デザインに似ているような気もするが、そこには触れないでおこう。もしかするとこの形を使ったオリジナルの玩具があるのかもしれない。なお、タイヤは回らず、ドアも開かない。窓ガラスはすべて透明ではなく黒い。
本体サイズは11.5×5.0×4.0cmといったところ。iPhoneブラックのような黒光りのボディーはちょっと上品か。
さて携帯電話に必要なSIMカードはどこに入れるのだろう。本体の後ろをおもいっきり引っ張るとカバーがはずれ、この中にSIMカードスロットと電池が入るようになっていた。
内部はたっぷりスペースがあるため電池も大きめで、2600mAという大容量のものが入っている。が、実際にその容量があるかどうかは不明なのが中国ケータイ(笑)。見た目で信用しちゃダメなのである。でも、これなら1週間くらいは充電なしで使えるかもしれない。
また、後方のマフラー部分には充電とPCとの接続用コネクタとしてminiUSBポートを備えている。中国トンデモケータイは独自のコネクタを採用している製品が多いのだが、汎用品のminiUSBケーブルが使えるのはありがたい。
このminiUSBポートはカバーを付けているときはポートが隠れてしまう。充電のたびにカバーをはずすのはちょっと面倒だ。カバーの背面を削って自分で改造してみるか?右側面には、microSDカードスロットが1つ備わっている。
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