ハリケーンハンターが使用する気象観測機器には、もう1つ「ドロップゾンデ」という重要な装置がある。その名のとおり、航空機から投下(ドロップ)されるものだ。この長さ約16インチ(40cm)、直径約3インチ(7.6cm)の細長い筒の中には、電子機器が搭載されており、大気のデータを収集し、そのデータを航空機に送信する。これにより、嵐の垂直断面の情報を得ることができる。ドロップゾンデは海上に400マイル(643km)ごとに投下される。
提供:U.S. Air Force Photo/Tech. Sgt. James B. Pritchett