オンキヨーは9月17日、「SOTECブランド」において、オンキヨーテクノロジーを投入した高性能スピーカーとiPod用Dockが付属する液晶一体型PC「SOTEC DE701」、AMDクアッドコアCPUの選択が可能なスリムタワーPC「SOTEC DS501B」、インテルAtomプロセッサを搭載した小型ノートPC「SOTEC DC101W」の3モデルを発表した。SOTECダイレクトにて、同日より販売を開始した。
今回の新製品は、9月1日に実施されたオンキヨーと子会社であるソーテックとの合併に伴い、従来のソーテックPCブランドをオンキヨーのSOTECブランドとして再スタートする第一弾にあたる。
SOTEC DE701は、21.6型ワイド輝き液晶を搭載した液晶一体型PC。最小構成で、デュアルコアCPUや最新の高性能グラフィックシステム NVIDIA GeForce 9300など、高い基本性能を備えた。OSやメモリ、Serial ATA対応の大容量HDDなど豊富なBTO構成に対応し、2番組同時録画が可能な地上デジタルテレビチューナーも選択できる。
搭載スピーカーには、同社がオーディオで培った技術を投入。制振・静音設計を施し、PCにおいてこれまでにない高品位なサウンドを実現した。また、iPod用Dockが付属し、簡単にiPodと接続できる。PC電源を切った状態でもiPodへの充電が可能だ。
本体は奥行き約214?のコンパクト設計で、設置場所を選ばない自由なレイアウトが可能。後ろ約15度まで調整できるチルト機能により、ディスプレイを見やすい角度に設置できる。さらに、離れたところからでも操作可能なタッチパッド付ワイヤレスキーボードとマウスを付属した。価格は最小構成で9万9800円からとなる。
SOTEC DS501Bは、スタイリッシュな筐体に、最小構成でAMD Athlon X2デュアルコア・プロセッサ 5000+を搭載し、AMDが提供するフルHD対応PCソリューション「AMD HD!エクスペリエンス」にも対応したスリムタワーPC。CPUやOS、メモリ、HDDなどのBTOに対応し、Windows Vistaに加えてWindows XP(DSP版)の選択もできる。
グラフィックには、ATI RadeonTM HD 3200グラフィックスを内蔵したAMD 780Gチップセットを採用。UVDテクノロジ(動画再生支援機能)を搭載し、大幅にCPUへの負担を軽減するなど、従来の内蔵型グラフィックシステムに比べ飛躍的に高い性能を誇る。HD映像でも快適な再生・編集が可能だ。
CPUには、ネイティブクアッドコアと大容量3次キャッシュを搭載し、マルチスレッド・アプリケーションで力を発揮するAMD Phenom X4クアッドコア・プロセッサを選択できる。HDビデオや3Dゲーム環境における、最高レベルのパフォーマンスを実現する。
また、ダビング10に対応した地上デジタルテレビチューナや、Blu-ray Discドライブの選択が可能。録画したハイビジョン放送を高画質のまま、ブルーレイディスクへ保存できる。価格は最小構成で5万4800円より。
SOTEC DC101Wは、10.1型ワイド液晶(1024×600ドット)を搭載しながらも、手軽に持ち運べる約1.2kgのコンパクトボディを実現したノートminimumPC。キーボードにキーピッチ17.5mm、キーストローク2.0mmの日本語キーボードを採用し、B5ノートPCと同様の感覚でキーボードが操作できる。
OSには、Windows XP Home Edition(SP3)を採用し、1Gバイトメモリと大容量120GバイトHDDを搭載。インテルの省電力CPUインテルAtomプロセッサN270を搭載し、消費電力を抑えながらもインターネットやメールに高いパフォーマンスを発揮するなど、快適に使える基本性能を揃えた。また、無線LAN(IEEE802.11b/g)や130万画素CMOSセンサを搭載したウェブカメラ、マイクも搭載した。
本体天面のデザインには、金型と樹脂の間に転写フィルムを挟み、成型時に金型内でデザインを施すインモールド成型を採用。携帯電話などのデザインで使用されるこの技術により、キズに強く、高級感のあるデザインを実現した。価格は最小構成で5万9800円からとなる。
なお、オンキヨーでは、高品質なAV製品の生産を通して培った同社の品質管理のもと、PCの生産・修理・サポートの拠点を集約し、一元管理による効率化を図り、より徹底した品質管理と顧客満足度の向上を実現する体制を整備するとしている。
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