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環境コミュニティー「Wikia Green」の狙い--ウィキペディア創始者J・ウェールズ氏 - (page 2)

文:Elsa Wenzel(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル
2008年09月18日 07時00分
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--ほかのグリーンブログなどのリソースとの提携も考えていますか。

Wales氏:ぜひ、そうしたいと思っています。すべてのコンテンツは、商用であるか非商用であるかに関わらず、誰でも利用、コピーできます。

--将来、Wikia GreenをWeb 2.0タイプの機能、ビデオ、マップなどのツールと統合する予定ですか。

Wales氏:利用者はビデオ、マップ機能を使うことができます。当初は、百科事典のようなコンテンツ、雑誌のような記事に重点的に取り組んでいきます。ソフトウェアはほかのWikiで利用しているものと同じプラットフォームです。ソフトウェアには強力な機能が多数搭載されており、わたしが驚くような方法で利用されていくと思います。

--どのようにして、環境活動家がグリーンウォッシングと呼ぶ項目を企業が並べ立てていくのを防ぐのですか。どのようにして、コミュニティーはこれを規制できますか。

Wales氏:わたしの考えでは、Wiki、特に環境問題を扱うWikiでは、それは事実上不可能です。コミュニティーは書き込まれた内容を監視します。Wikiはゲーム化できる投票形式のシステムではなく、本当にオープンな話し合い、対話、討論のためのシステムです。これがWikiのすばらしい利点の1つであり、偽物の草の根運動などの活動への大きな対策になります。

--ウィジェットなど、人々がコンテンツをウェブサイトに埋め込むことができる方法は組み込まれますか。

Wales氏:はい。主要部分とは考えていませんが、あります。

--Wikia Greenはかなり利用者に焦点を当てたリソースです。Wikia Greenが、たとえば、クリーンテクノロジを開発する発明者や起業家のためのオープンソースリソース、オンラインラボとして進化すると思いますか。

Wales氏:予想するのはとても難しいことです。最初に何が必要かについてブレインストーミングを行った際、科学者による科学者のためのWikiを考えましたが、科学者の多くは便利だとは思っていないようです。理由はわかりませんが。わたしが知っているのは、一般の人たちを対象にしたコミュニティーを構築する方法であり、サイトの一部としてそのようなものが形成されれば、すばらしいと思います。

--世界的には、どのように発展していくと思いますか。

Wales氏:私たちは多くの言語をサポートしており、現在アクセス可能なWikiは70の言語で提供されています。当初は英語ですが、当然のことながら、ほかの言語でも展開していきます。

--WikiaはGoogleの「Knol」などのツールと比較されていますが、違いを説明していただけますか。

Wales氏:まず、Wikiaは究極的にはWikiであり、Knolはむしろ共同のブログ製品です。Knolでは、利用者は記事を所有しますが、Wikiでは、記事の所有は便利で役に立つとは見なされません。Knolは非常に新しいため、今後どうなるかは分かりません。一連のツールを公開し、新しいコミュニティーを得た後は、コミュニティーの住人がコミュニティーを所有し、彼らがしたいようにしていくものです。

--現在、Wikiaには利益がありますか。

Wales氏:私たちは財務情報を公開していませんが、まだ利益は出ていません。

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