Googleが米国時間9月15日、GearsのSafari対応版「Gears for Safari」を正式にリリースしたことを発表した。Macユーザーは3週間ほど前から同ソフトウェアのベータ版をダウンロードしてインストールすることが可能になっていたが、今回、一般ユーザー向けの新しいバージョンが同社から発表された。
ベータ版と同様、MacでGearsを使用するには、「Mac OS X Tiger 10.4.11」もしくは「Mac OS X Leopard 10.5.3」、これに「Safari 3.1.1」以降、もしくは「Firefox 1.5」以降が必要となる。GearsのMac版は、Windows版と同等の機能を持っている。つまり、ユーザーは限定的なオフラインでのファイルアクセスが可能になり、Gearsに対応した一部のウェブアプリケーションを最適化することができる。
大変興味深いことに、Windows版のSafariではまだGearsを使用することはできない。Macユーザーの大部分がSafariを標準ブラウザとして使用している一方で、Windowsユーザー(少なくとも、iTunesに付随するApple Software UpdateでSafariをインストールしないように設定しているユーザー)にとっては多くある選択肢の1つであるという理由が、Windows版Safariに対応したGearsの開発を妨げていると筆者は考えている。
われわれは2007年12月に、「Gearsは2008年に新しいウェブアプリケーションの標準的な部分となるだろう」と予測した。WordPressやMySpaceなどの大手サービスが、Gearsに限定的に対応し始めており、われわれの予測した状態に、ある程度少しずつは近づいてきている。とは言うものの、このプラットフォームはまだできて間もない。そして、最新版である「Gears 0.4」は、位置情報を取得するための新機能などを付け加えようとしている。これにより、開発者がどの程度の複雑さをオンラインアプリケーションに付加するかを大幅に変えることができる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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