市場調査会社NPD Groupが米国時間9月11日に発表した数字によると、米国のビデオゲーム用ソフトウェアとハードウェアの売り上げが8月で9%増の10億8000万ドルであることがわかった。これは、ここ2年以上で最も少ない月間伸び率である。
ハードウェアの売り上げは3%増の3億9500万ドルであった。売り上げの上位には51万8300台を売り上げた任天堂の「Nintendo DS」、続いて45万3000台を売り上げた、同社の「Wii」、そして第3位には19万5200台を売り上げたMicrosoftの「Xbox360」が入る。
ソフトウェアの売上は13%増で、5億5100万ドル近い金額を売り上げた。これは、Electronic Artsの「Madden NFL 09」、任天堂の「Wii Fit」「Mario Kart」によるところが大きい。ゲーム関連製品の売り上げは13%増の1億3700万ドルに達した。
NPDのアナリストであるAnita Frazier氏は、「ビデオゲーム業界は他の業界よりも景気後退の影響をうまくしのいできた。しかし、8月の売り上げは初めて10%の伸びを割り込んだ。これは過去27カ月間で初めてのことだ」と語った。しかし、2008年の見込みは全体的に依然強気だと、同氏は述べる。
「8月は小幅な伸びだったが、この業界は2008年初めから今日まで、32%の伸びを示しており、年間売上の目標は220億ドルから240億ドルの幅のまま据え置いている」と同氏は声明で語った。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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