スクウェア・エニックスは8月29日、テクモに対し友好的公開買い付けの提案をしたことを明らかにした。9月4日までを回答期限とし、回答がない、もしくはテクモ取締役会からの賛同が得られない場合は公開買い付けをしないという。
買い付け価格は1株920円で、これは8月28日の終値(706円)に30%強のプレミアムを加えた金額となる。買い付け予定株数の下限は発行済み株式総数の新株予約権等の潜在株を加えた完全希釈化後の株式総数の過半数。上限は設けていない。
スクウェア・エニックスではテクモを買収する狙いについて、ゲーム業界が岐路に立っている現状でテクモの今後に危惧を抱いているとし、スクウェア・エニックス・グループの一員となることでさらなる飛躍が期待できると説明している。
テクモは現在東京証券取引所第一部に上場。スクウェア・エニックス・グループはタイトーも傘下に収めており、テクモを買収してもテクモの組織やブランドは現状のままとするとしている。
なお、スクウェア・エニックスは8月29日午後1時より都内で記者会見を開き、今回の提案について説明する。記者会見の内容は追って報告する。
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