GoogleはNBC Universalと提携し、NBCのケーブルチャンネルで放映するテレビ広告の一部を仲介する。
両社は米国時間9月8日、広告や研究、技術に関する複数年の提携を発表した。この提携の一環として、NBC Universal(NBCU) はいくつかの自社ケーブルネットワークの広告枠をGoogleに提供し、Googleがこれを「Google TV Ads」サービス上で販売する予定である。
NBC UniversalとGoogleは声明で、「NBC Universalの広告が加わることで、Google TV Adsプラットフォームを利用する広告主はNBCU Cableが抱える米国内の視聴者にリーチでき、前例のない規模の視聴率データにアクセスできるようになる」と述べている。
この提携は、「Sci Fi」「Oxygen」「MSNBC」「CNBC」「Sleuth」「Chiller」の各テレビチャンネルにフォーカスしたもので、今後チャンネルが増える可能性もあるという。
Google TV Adsは、秒単位でテレビ利用データを集計できるため、広告主は自社広告の視聴率をより正確に測定できる。
Googleの広告販売担当プレジデントであるTim Armstrong氏は、「Google TV Adsプラットフォームは、テレビ広告活動における報告と測定の2つの面を強化するもので、われわれはこれまでの成果に満足している」と述べている。「NBCUとの提携は、テレビが持つ力を幅広い広告主に提供するものであり、現在の広告顧客はGoogleのシステムを利用してリーチを拡大できる」(Armstrong氏)
NBC UniversalとGoogleはこのほか、Google TV Adsを地方テレビ市場に提供するために協力する計画もあるという。両社はまた、カスタムマーケティングやGoogle TV Adsを使った視聴者のトレンド調査のための研究プロジェクトでも協力する予定である。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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