ネットインフラ手がけるフリービットが戻り調子--中国市場の開拓にも期待 - (page 2)

 ただ、足元はこの経常利益前期比2倍増ペースを、さらに上回って推移。通信事業者向けテレコミュニケーション事業の好調や、グループ間での業務合理化などが効いている。9月4日には中間期業績の上方修正を発表。中間期の連結経常利益は従来予想4億6000万円を上回って6億円程度になる見通しだ。今回、通期の業績計画は据え置いたが、時期を待って増額修正に進む可能性が高そうだ。

 株式市場が注目するのは中国事業。世界最大の人口を誇る中国ではIPアドレスの枯渇が深刻化しており、フリービットはこの問題を解消すべく注目される新世代IP「IPv6」で同市場の開拓を進める方針だ。これまで、中国で成功を収めた日本のネット関連企業は少ないが、それはメディア系、コンテンツ系が中心。フリービットは高い技術を持ったインフラ関連企業であり、海外での活躍が有力視されている。

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