三三は9月1日、セールスフォース・ドットコムのユーザー向けサービスとして「名刺 SFAサービス」の提供を開始した。
「名刺SaaS」を標ぼうする三三は、名刺データ化サービス「Link Knowlege」を提供している。このサービスは、専用アプリケーションをインストールしたスキャナに名刺を投入し、名刺情報を同社のデータセンターに送信。オペレーターがデータを入力することで、ウェブや携帯電話から名刺の検索や閲覧、管理などが可能になるというもの。
ツリー構造で各社の名刺情報を確認できるほか、コンタクト履歴などを共有できるため、名刺交換の情報が「見える化」できるほか、顧客管理などの一元化、名刺管理の簡略化などが可能となる。
また、スキャンしたデータは1営業日中に入力されるほか、OCRではなくオペレーターが多重チェックを行いデータを入力するため、99.9%の制度を誇るとしている。利用はスキャナなど機器レンタルを含めて、初期費用無料、月額3万5000円から。
今回、名刺 SFAサービスを提供するにあたり、三三はセールスフォース・ドットコムの提供する「Salesforce」に連携するソリューションを開発し、Salesforceのアプリケーション共有サービス「Force.com AppExchange」に登録した。Link Knowlegeユーザーであれば無料で利用できる。
これにより、Link Knowlegeで取得したデータをSalesforce上で管理することが可能になるため、同社ではSFAやCRM業務の効率化が図れるとしている。
三三ではすでにLink KnowlegeユーザーでSalesforceも利用する10数社に対して同ソリューションを提供下としている、今後はSalesforceユーザー、見込み客に向けてサービスを提供し、3年間300社以上への導入を目指す。
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