ブログ検索サイトTechnoratiの親会社であるTechnorati MediaがBlogcritics.orgを買収した。Blogcritics.orgは、ユーザー主導のブロガー向け「オンラインマガジン」で、Technoratiが6月に立ち上げた広告ネットワークのメンバー企業でもある。
買収の金銭的な条件は明らかにされていないが、Technoratiは、Blogcriticsを完全に分離したものとして維持する計画だという。
Technorati側は、買収により、Blogcriticsを拡大してリーチする幅を広げるほか、同サービスの貢献者が利益を得られるようにしたい、と述べている。Blogcriticsの創業者であるEric Olsen氏は声明で、「Technorati Mediaの一部となることで、コミュニティーを成長させ、プラットフォームをさらに改善して、新しい読者の引き込みにつなげることができるだろう」と述べる。「ブロガーとブログを読む読者を支援するというTechnoratiのミッションは、われわれを理想的に補完するものだ」(Olsen氏)
しかし、コンテンツ企業を買収しても、TechnoratiがGoogleの「Google Blog Search」や(ある意味で)Twitterが自社技術に組み込んでいる検索機能を相手に、苦戦を強いられているという状況が変わることはなさそうだ。TwitterはSummizeを買収し、検索機能を強化している。Technoratiの創業者であるDavid Sifry氏が同社を辞めてからずいぶん経つが、同氏は現在、Offbeat Guidesというベンチャー企業を率いている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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