ブログ検索およびランキングサイトのTechnoratiは、特定の話題に関するコンテンツの整理や共有を可能とするニュースアグリゲーターであるThe Personal Beeを買収した。
サンフランシスコを拠点とするTechnoratiが、大規模な買収を実施するのは今回が初めてのことである。同社は、7200万以上ものブログと、230ものビデオ、ポッドキャスト、写真などの「タグ付けされたメディアオブジェクト」をリアルタイムに検索することができる。一方、カリフォルニア州バークレーを拠点とするPersonal Beeは、「beekeeper」と呼ばれる同サイト会員が、関心のあるニューストピックに関する公開ページまたは非公開ページを作成することが可能だ。Technoratiは、Personal Beeの技術が自社サイトにも役立つと期待している。
Personal Bee自体は、そのまま継続される。Personal Beeの創設者兼最高経営責任者(CEO)であるTed Shelton氏は米国時間4月12日に声明で、「Technoratiと協力することにより、柔軟性の高いパブリッシング機能を追加し、会話を検索したり、最新のアイデアや話題を入手したり、『Live Web』を好きなようにカスタマイズしたりすることが誰にでもできるようになる」と述べた。
買収の金銭的な条件は条件は明らかにされていない。
Technoratiの創設者兼CEOであるDave Sifry氏はブログ投稿で、「Personal Beeにより、Technorati.comには非常に強力で魅力のあるソーシャルパブリッシング機能が追加されることになるだろう」と述べた。Sifry氏は、買収により得られる技術は、ブロガーやソーシャルメディアに基づくオンラインコミュニティーとのつながりを得ようとする企業向けのツール群である「Conversational Marketing System」の強化にも利用される予定であると付け加えた。
Shelton氏は、Technoratiのビジネス開発担当バイスプレジデントに就任し、2社のプラットフォーム統合の業務を担当する。
Technoratiが買収した企業は、Personal Beeが初めてではないが、大規模な買収は今回が初めてである。同社広報担当によると、Technoratiは2006年に、ブログパフォーマンスモニタリングサイトであるGrabPERFを買収したという。GrabPERFは、Technoratiサイトとは独立して引き続き運営されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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