コンテンツ配信から会員向けサービスまで事業を拡大するザッパラス

 デジタルコンテンツ配信が主力のザッパラスの株価が上昇傾向を強めてきた。ザッパラス株は新興市場を始め、株式市場全般が停滞を続ける中でも株式分割を考慮した上場来高値圏で推移してきた。ここにきて、目先の節目を突破し、2008年3月に付けた高値34万2000円をうかがう展開へ発展してきている。

 ザッパラスは携帯電話向けの占いコンテンツ配信が主力。顧客層はF1層と呼ばれる20歳から34歳までの女性であり、2008年4月期末時点で205万人の有料会員を抱えている。モバイルコンテンツ各社は、フィルタリング規制問題に揺れていた時期があったものの、未成年会員が少ない同社にとって、客離れなどの悪影響はほとんどなかった。

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