iPod nanoで火災事故が3件、火傷が2件--経済産業省が注意喚起

永井美智子(編集部)2008年08月19日 20時31分
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 経済産業省は8月19日、アップルジャパンの携帯音楽プレーヤー「iPod nano」について、火災事故や軽度の火傷事故が発生しているとして注意を呼びかけた。対象となる製品の販売台数は181万2000台となっている。

 経済産業省によると、該当する製品は2005年9月から2006年9月までに発売されたiPod nanoの「MA004J/A」(販売台数70万8000台)、「MA005J/A」(販売台数39万3000台)、「MA099J/A」(販売台数42万4000台)、「MA107J/A」(販売台数28万7000台)。iPod nanoの第1世代モデルで、白黒の2Gバイト版、4Gバイト版がそれにあたる。過熱、焼損事故として、火災事故が3件(うち2件は3月11日に公表済み)、軽度の火傷事故が2件、それ以外の製品破損事故が12件発生しているという。

 このうち、詳細が公開された事故は2件。1件は1月22日に発生したもので、充電中にバッテリー部分が過熱し、畳が焦げたという。もう1件は8月3日に発生したもので、充電中にiPod nanoが過熱して外装ケースが変形して開口し、下に置いてあった紙が焦げたとのことだ。

 米Appleの調査から、バッテリーセル内部に何らかの欠陥が製造時にあり、充放電サイクルを繰り返すうちに欠陥部を起点としてバッテリー内部の損傷が拡大し、バッテリーが内部短絡を起こして過熱に至った可能性があるという。ただ、調査中の事故もあり、またバッテリーセルの内部欠陥が発生した原因を確定できていないこと、事故被害程度に対する同社内の対応判断基準などから、アップルジャパンでは過熱焼損事故が発生した後で消費者から修理を受け付ける考えとのことだ。

 経済産業省ではiPod nanoで「バッテリーセルの内部欠陥によって起きたとみられる過熱焼損事故が多発している」として、消費者に注意喚起することとした。当該製品を持っている人に対して、特に、充電中の機器の過熱に注意するよう呼びかけている。

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