Sun Microsystemsは米国時間8月1日、第4四半期決算(2008年4月〜6月期)を発表した。米国の成長が減速する中、売り上げと利益が減少したと同社は述べている。
Sunが自社の株式買戻し計画を10億ドル拡張すると発表し、またウォール街の修正予測を上回ったものの、同日午前の取引で同社株価は14%下落し、9.10ドルとなった。
6月30日締めである同四半期中のSunの売上高は、前年同期比1.4%減となる37億8000万ドルだった。Thomson Financialによるアナリストの予測調査によると、同四半期はウォール街の修正予測に達していたという。
この四半期の純利益は8800万ドル、1株当たり11セントであり、前年同期の3億2900万ドル、1株当たり36セントから大幅に下落した。
Sunは、この四半期の非GAAPベースの純利益は2億7500万ドル、1株当たり35セントであると発表した。Thomson Financialによると、ウォール街ではSunの1株当たりの利益が25セントであると予測していた。
Sunの通期での売上高は138億8000万ドルで、0.1%の微増となった。非GAAPベースの純利益は前年の約10億ドルから11億ドルに改善した。
最高経営責任者(CEO)であるJonathan Schwartz氏は声明で、「世界的な見地から見れば順調に成長しているにもかかわらず、米国での業績悪化が売上高の伸びに影響を与えた。今後の展望としては、オープンソース製品の導入を増やすことで、オープンソースイノベーションが成長戦略を加速させることに依然として自信を持っている」と述べた。
同社株式はこの約1年間で値が下がり、また2007年に発表した30億ドルの自社株買戻し計画の終了が近づいており、自社株買戻し計画の10億ドル拡張を発表した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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