セキュリティベンダーのSecuniaは現地時間7月29日、「RealPlayer」ソフトウェアに影響を与える重大な脆弱性に対する部分的な修正がリリースされたと報じた。同社がこの脆弱性について最初に報じたのは先週のことだ。RealPlayerは、WindowsやMac、Linuxを搭載したシステム上のインターネットブラウザでメディアを再生する際によく利用される。
Secuniaは、RealPlayerの以下のバージョン、ビルドに含まれる「rmoc3260」のActiveXコントロール内に存在する重大な脆弱性を発表した。それらのバージョンおよびビルドは、Windows版は、RealPlayer 11(11.0.0 - 11.0.2、ビルド:6.0.14.738 - 6.0.14.802)、RealPlayer 10.5(6.0.12.1040 - 6.0.12.1663、6.0.12.1698、6.0.12.1741)、RealPlayer 10。Mac版は、RealPlayer 10.1(10.0.0.396 - 10.0.0.503)、RealPlayer 10(10.0.0.305 - 352)。Linux版はRealPlayer 10となっている。
この脆弱性により、特別に作られたShockwaveファイルがバッファオーバーフローを引き起こし、特定の状況下でメモリが破損したり、遠隔の攻撃者に障害の起きたコンピュータに保存されている機密情報を暴露されたりする恐れがある。
RealPlayerの開発元のRealNetworksは対応策として、Windows版、Mac版、Linux版の各製品向けのセキュリティアップグレードをリリースした。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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