Appleは、一部のユーザーをいまだに悩ませている「MobileMe」サービスの状況を定期的に報告するページを立ち上げた。
同社CEOのSteve Jobs氏の任命を受け、David G.という人物が1日おきにMobileMeの状況を報告することになった。MobileMeは、Appleの「.Mac」サービスの後継となるもので、開始から2週間、ユーザーにかなりのフラストレーションを生じさせていた。7月25日付けの最初の報告でAppleは、問題がピークに達していた7月16日から18日までの間、システム支障の影響を受けたユーザーに10%の電子メールを紛失させてしまったことを認めている。
Appleは現在でも、電子メール問題の影響を受けたのは、MobileMeユーザーのわずか1%と主張している。この問題は、「われわれのメールサーバのうちの1台で起こった深刻な問題」に起因するとDavid G.氏は記している。その一方で、スケジュール帳やアドレス帳へのアクセスという、より大きな問題は、需要の判断を誤ったものだとDavid G.氏は説明している。Appleはそれ以降、負荷に対応すべく新しいサーバを追加し、古いサーバにも調整を加えたという。
David G.氏は27日、再度情報を更新している。それによると、電子メール障害の影響を受けたユーザーのうち、40%が現在アクセス可能になっているという。これらのユーザーは障害が発生していた期間中の電子メール履歴を見ることもできるという。David G.氏は今週後半に新しい情報を公開すると約束している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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