Microsoftは、Microsoft Researchが開発した球面のタッチ式コンピュータSphereを大学研究者に初公開する。
同社は長年かけて開発したマルチタッチ式テーブルトップコンピュータSurfaceを2007年に発表しているが、Sphereはその球面版。ただし、現在もMicrosoft Research内のプロジェクトにとどまっており、今のところ商品化の予定はない。
今、同社では毎年恒例の「Faculty Summit」が開催されており、大学の研究者たちが集まっている。サミットでは、クリエイティブコモンズライセンスをWord、Excel、PowerPointの文書に直接埋め込むためのOffice用プラグインなど、研究者向けのツール群が発表された。
また、オンラインの学術発表やカンファレンス資料の提供がこれまで以上に容易になるホスト型e-Journalサービスについても発表された。
Sphereの披露は同サミット展示ホールで米国時間7月29日から行われる。筆者はそれに先立つ25日にサーフィスコンピューティングの先駆者Andy Wilson氏と話す機会があり、氏の同僚Hrvoje Benko氏が大部分を開発したSphereの技術について聞くことができた。
Sphereと現在AT&Tの店舗などで使われているテーブルトップコンピュータSurfaceには共通点が多い。Sphereの場合「画面」を地球儀のようなディスプレイに投影するプロジェクタが中心にある。Surface同様、入力には赤外線カメラを利用しているが、精度は製品版のSurfaceで使われているものより低い。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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