MySpaceは米国時間7月22日、オープンな認証規格「OpenID」のサポートを発表した。これによりMySpaceのユーザーは、OpenIDを使ってサービスにログインでき、ログイン時にMySpaceの証明書が利用できるようになる。しかし、TechCrunchの記事が指摘したように、MySpaceはユーザーに対し、他のOpenID発行者から得たOpenIDのアカウントを使ってMySpaceにログインするのを許可していないため、これは「ユーザーIDの囲い込み」のようにも見える。
MySpaceでテクノロジ部門のバイスプレジデントを務めるJim Benedetto氏は、ユーザーが他のOpenIDアライアンス参加サービスからMySpaceにログインできるようにすることには反対していないが、現在の取り組みは「最初の一歩」だと語る。「われわれは、リライングパーティー(他のOpenIDによるログインを認識するサイト)になるよう取り組んでいる途中だ」と、Benedetto氏は述べた。
近い将来、この取り組みが進展すれば、MySpaceのユーザーはすべて、自動的にOpenIDを取得することになる。もっとも、他サイトから得たOpenIDでログインしなければ、ユーザーがMySpaceへのログイン時に変化を体感することもないだろう。
MySpaceはまた、同社の「Data Availability」プログラムで2つの実装を提供開始すると発表した。MySpaceのプロフィールデータを、EventfulおよびFlixterのユーザーアカウントにインポートできるようになったという。
Data Availabilityは強力なコンセプトだ。これを利用すれば、MySpaceで作成した自分のプロフィールページやソーシャルネットワークを、他社のサービスに組み込めるようになる。OpenIDイニシアチブと同様に、このプロジェクトは、MySpaceがIDのハブになろうとする計画の一環だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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