OpenIDファウンデーション・ジャパン設立へ--ミクシィやヤフーも参加

鳴海淳義(編集部)2008年02月28日 11時21分

 シックス・アパート、日本ベリサイン、野村総合研究所の3社は2月28日、日本国内におけるOpenID技術の普及促進を目指し、「OpenIDファウンデーション・ジャパン(仮称)」の設立に向けた活動を開始した。すでにミクシィやヤフー、ライブドアなどが参加を表明している。

 発起人となる3社は、米OpenID Foundationの許諾のもと、日本支部としてOpenIDファウンデーション・ジャパンを4月に設立する予定。アセントネットワークス、イーコンテクスト、インフォテリア、テクノラティジャパン、ニフティ、ミクシィ、ヤフー、ライブドアが参加を表明している。

 各社のOpenIDサポート状況(予定含む)は以下の通り。

  • インフォテリア:「c2talk」「OnSheet」のOpenID対応
  • テクノラティジャパン:「technorati.jp」のOpenID対応
  • ニフティ:「アバウトミー」のOpenID対応
  • ミクシィ:OpenIDプロバイダの提供
  • ヤフー:OpenIDプロバイダの提供
  • ライブドア:「Livedoor Auth」でOpenID採用

 OpenIDファウンデーション・ジャパンの活動目的は、インターネットサービスへのOpenID採用促進、利用促進、認知度向上と啓蒙、日本におけるOpenIDコミュニティへの参加促進だ。

 シックス・アパート代表取締役の関信浩氏は、OpenID Foundationの日本支部を設立する理由について、次のように述べた。「日本の中ではOpenID関連の情報が少ないという声があった。そのため、今回の活動を通して非常に多くの企業が関心を持ってくれた。ニーズを強く感じている」

 具体的な活動としては、スペックと知財関連書類の日本語化と公開、エンドユーザーおよびサイト管理者向け使い方サイト&ヘルプ、日本での議論結果の米国へのフィードバックなどを行っていく。

cerego.jpg左から、シックス・アパート 関信浩氏、野村総研 崎村夏彦氏、米OpenID Foundation 副会長 David Recordon氏、ベリサイン 石川和也氏

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