News Corp.傘下のMySpaceは米国時間6月26日、「Data Availability」向けAPIを公開する。Data Availabilityは、MySpaceが5月に発表した開発者向けプロジェクト。参加するソーシャルサイトは、Data Availabilityを通じて、ユーザーに写真や興味、友達リストのインポートなど、MySpaceプロフィールとアカウントの同期を可能にすることができる。
Data Availabilityの立ち上げ時には、Yahoo、eBay、Twitter、News Corp.傘下のPhotobucketなどがパートナーとして参加している。だが、API公開により、どのサードパーティーサイトでもアクセスが可能になる。認証はオープン標準である「OAUTH」を通じて処理され、高水準なコーディングが不要になるよう設定されている。
MySpaceの開発者ブログには、「ユーザーは、何時間も費やして自分のプロフィールをアップデートや変更したり、コンテンツをアップロードしたり、友人関係を構築している。あなた方開発者らの助けがあれば、MySpaceユーザーはインターネットでどこにいようとデータにアクセスできるようになる」と書かれている。
しかし、このようなプロジェクトはこれが初めてではない。ライバルのFacebookは、自社の既存APIを拡張して「Facebook Connect」という形でデータポータビリティを実現しており、Googleはソーシャル要素を持たないウェブサイトにソーシャル機能を付加できる「Friend Connect」プロジェクトを開始している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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