「webplamo」はイメージソースが開発するウェブサービス。1日1個もらえるパーツを集めることで、ウェブ上で飛行艇のプラモデルを組み立てていくというものだ。パーツの組み合わせによって、完成作は116万通りにもなるという。
今回受賞した作品は、ここで組み立てたプラモデルを「飾るための箱」となるツールだ。アプリ上ではこれをコレクションするだけでなく、スタジオジブリ制作による絵を背景に機体をレイアウトできるようになっている。
完成した機体のデータは、サーバ側で動く3D Studi Maxによってアルファ付きSWFとして書き出され、AIRアプリケーションに送られる。アプリ側ではバックエンドからのXMLをもとに必要なデータをダウンロードして表示しているという。Webで組み立てた機体データをローカルに保存して自由に遊ぶ、という発想がAIRの特徴をよく活かしている。
審査員からはグラフィックの世界観も含め「クオリティが別格」という評価を得ており、特別賞の授与につながったという。webplamo飛行艇版は長い準備期間を経て、間もなくオープンに至る予定だという。
受賞作品のベースとなったのは、Ajaxアプリケーションとして制作された「JSON Editor」。JSONデータは、Flashの外部データやWebサービスの出力形式などで使われている。JSON Editorでは、文字の羅列として出力されるJSONデータをツリー構造で一覧表示し、編集することができる。これをAIRアプリ化したものが「JSON Editor AIR」だ。
チーム構成は発案/メインプログラム担当、デザイン/CSS担当、サブプログラミング担当の3名。制作フローは、プロトタイプを作成後、デザインを作成。以後、CSSおよびJavaScriptコーディングにDreamweaverを使用してWebアプリとして完成させ、これをDreamweaverからAIRアプリへ書き出した。
AIR版作成については、新規HTMLファイルのiframeに同プログラムを読み込み、DreamweaverでAIRアプリ用の項目を設定、「Create AIR File」をクリックするという手順を説明した。
審査員はJSON Editor AIRを「AIRらしくオンラインのものがローカルで使える点が素晴らしい。XMLをエディットするものがあまり無いので、ツールとしても非常に利便性が高い」と評価した。
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