[レビュー]ネットワーク対応の高機能デジタルフォトフレーム--ソニー「Canvas Online CP1」

ソニー
内容:最近、各社からデジタル写真を気軽に見るための「デジタルフォトフレーム」が発売され、一つの製品ジャンルとして確立している。ソニーの「Canvas Online CP1」は、無線LAN機能を搭載。ネットワークに対応し、デジタルフォトフレームの新たな可能性を示した製品だ。

シンプルで美しいデザイン

  • CP1の前面。シンプルですっきりとしたデザインに好感が持てる。下部には青色LEDが内蔵されており、新しい情報を受信するとゆっくりと点滅する

 デジタルフォトフレームは、デジタル写真を気軽に見るためのビューアであり、机の上などに置いてお気に入りの写真を眺めるのに便利だ。一般的なデジタルフォトフレームは、機能的にはシンプルであり、内蔵メモリあるいはメモリカード内の画像データをスライドショー形式で表示する機能しか持たないものが多いが(音楽再生機能を備えたものもある)、ソニーの「Canvas Online CP1」(以下CP1)は、無線LAN機能を搭載し、インターネットアルバム(写真共有サイト)やPCにある画像データを直接表示できることが特徴だ。また、RSSリーダー機能やウェブブラウザ機能も搭載しており、ニューストピックスや天気予報などを表示させることも可能だ。

  • CP1の背面。上部に上下左右/ENTERボタンやBACKボタン、OPTIONボタン、HOMEボタン、パワーボタンが用意されている。また、USBポートも備えており、USBメモリやデジタルカメラを接続することが可能

 CP1は、800×480ドット表示の7型液晶を搭載しており、本体サイズは、177×133.5×33mm(スタンド含まず)とコンパクトだ。直線を基調としたシンプルなデザインであり、リビングや自室などにも違和感なく溶け込める。カラーは、店頭販売モデル「VGF-CP1/W」がホワイト、今回試用したVAIOオーナーメードモデル「VGF-CP1/B」がブラックとなる。

  • 底面には、SDスロット、メモリースティックスロット、CFスロットが用意されており、各種メモリカードの読み込みが可能。無線LANスイッチも用意されている

 音楽再生機能も備えているため、両側面にステレオスピーカーが搭載されている。操作は、背面上部のボタンまたは付属のカードリモコンを利用して行うようになっている。SDスロット、メモリー・スティックスロット、CFスロットの3種類のカードスロットを搭載しており、各種のメモリカードをそのまま装着して読み込むことが可能だ。また、内蔵メモリ(ユーザー使用可能領域は約100Mバイト)に、画像データや音楽ファイルなどを保存することもできる。USBポートも備えているので、USBメモリやデジタルカメラを接続することも可能だ。

 再生可能なファイル形式は、静止画がJPEG/プログレッシブJPEG/BMP/PNG/インターレースPNG/GIF/インターレースGIFで、音楽がMP3/WAVとなる。静止画の対応形式が多いので、写真だけでなく、イラストなどの表示にも便利だ。なお、バッテリーは内蔵しておらず、動作には付属のACアダプターを接続する必要がある。

  • CP1の側面。本体は、最厚部で33mmとスリムだ。棒状のスタンドを取り付けることで、本体を立てて置くことができる。両側面には、ステレオスピーカーが搭載されている

  • バッテリーは内蔵しておらず、付属のACアダプターからの電源供給で動作する

  • 赤外線方式のカードリモコンが付属。本体だけでも操作が可能だが、リモコンのほうが使いやすい

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]