マカフィーは7月4日、6月のネットワーク脅威の状況を発表した。これは、「McAfee Managed Total Protection」のデータセンターで把握している情報をもとにトップ10を算出したもの。発表によると、ウイルスでは上位に大きな変化はなかったが、Adobe Flash Playerの脆弱性を悪用したトロイの木馬が新たに検知された。
このトロイの木馬「Exploit-CVE2002-0071」は、Adobe Flash Playerの脆弱性を悪用してマルウェアをダウンロードすることが確認されている。全体的に見てもトロイの木馬が目立っており、脆弱性を狙って感染するタイプが蔓延している。
企業におけるウイルス検知数の上位は、1位が「Generic!atr」(975件)、2位が「Exploit-CVE2002-0071」(523件)、3位が「Generic.dx」(499件)となった。ウイルスを検知したマシン数では、1位が「Generic!atr」(3074台)、2位が「Downloader-UA」(1811台)、3位が「Generic.dx」(1238台)となっている。
ファイル数では、1位が「W32/Almanahe.c」(11万3368件)、2位が「W32/Fujacks!htm」(9万4286件)、3位が「New Malware.n」(3万6958件)となった。PUP(不審なプログラム)では、企業における検知数は1位が「Generic PUP.g」(642件)、2位が「Exploit-MIME.gen.c」(457件)、3位が「Adware-GAIN」(421件)となった。マシン数では、1位が「Generic PUP.g」(954台)、2位が「Exploit-MIME.gen.c」(893台)、3位が「Adware-GAIN」(560台)となっている。
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